求人応募を急増させる方法1 の続きです。
2、採用にお金をかけているか
人材確保に苦労している会社は、
採用にお金をかけていません。
採用にお金をかければ、
応募の数は、今より必ず増えます。
「広告費ちゃんと払ってるから、うちはお金かけてるよ」
ということではありません。
お金をかけるとは、
露出を増やす、接点を増やす、手間をかける、時間をかける
これらのことを言います。
基本的なことですが、
採用活動では、露出や接点を増やすことがとても重要です。
露出や求職社との接点を増やせば増やすほど、
社内の採用活動のための手間と時間がかかり、
求人媒体に掲載する広告費や
イベントにかかる費用だけではなく、
あなたやあなたの会社の従業員さんの
人件費が多くかかることになります。
または、その活動によって
本来得るはずだった売上を失うことになれば、
その失った売上の分もコストと考えます。
どれだけ多くのお金を採用活動に使うことができるか。
手間と時間をかけることができるか。
そこに企業の本気度が表れてきます。
新しい仲間を採用するまでには、
お金も時間もかかります。
採用してからも、
教育し雇用し続けることで、
お金がかかります。
それを理解して準備をしている会社からは、
本気さがぷんぷんと漂っているものです。
以下に、
当社も採用している代表的な求人活動をあげてみました。
それぞれの特徴とコストについても解説しています。
参考にしてみてください。
・求人媒体
求人媒体もポータルサイトや専門雑誌、
情報誌などいくつもの媒体があります。
強い媒体は掲載費も高額で、
さらに成果報酬が高額に発生するものもあります。
しかし多少高額でも応募可能性の高い媒体は、
積極的な活用をおすすめします。
媒体によって応募の数が大きく違ってきますし、
何より採用までの時間が大きく短縮されます。
・自社サイト
自社サイトでの告知も非常に重要です。
わが社の特徴を、文字数などの制限なくアピールできる絶好の場です。
求人媒体では伝えきれないことを文字で伝え、
図やイラストを使い説明し、
社内や従業員のいきいきした姿をアピールできます。
積極的に活用してください。
維持費はわずかなコストで済みますが、
制作に手間と時間がかかります。
そしてモロに社長のセンスが出ます。
デザインや写真に凝るほど、
外注費などが高額になりますが、
ここはあまりケチらずに
しっかりしたサイトを作ることをおすすめします。
・店内告知
店内でも求人を告知してください。
すぐの効果は期待できませんが、
あとからじわりと効いてきます。
あなたの会社の商品を
愛用してくれているお客様がわが社の仲間になれば、
すでにわが社の良さを知っているので
こんなに心強いことはありません。
POPやポスター、タペストリー、
ショップカード、サイト上などで告知します。
制作コスト以外に維持コストはかからないので、
気軽に活用できます。
・学校とのつながり
各種学校や専門学校にも積極的に出入りして、
担当の先生とつながりをもってください。
優秀な仲間を発掘できる可能性もあります。
特に専門学校の卒業生は
一定レベルの知識やマナーを習得しているので、
採用後の社内教育もスムーズです。
当社でも地域の美容学校の先生と頻繁に連絡をとり、
採用活動を行っています。
太いつながりができているので、
採用面で大きなアドバンテージがあります。
これには手間と時間が必要です。
まずは種をまいて学校との関係性を作ってください。
採用活動で必ず大きな収穫があります。
・会社説明会の開催
会社説明会の開催はとてもおすすめです。
求職者は直接人事担当者に会って話を聞くことができ、
その会社の社風や文化もそこで感じることができるので、
会社説明会への参加者が応募してくる確率はとても高くなります。
当社の場合は、店舗の営業を半日閉めて、
会社説明会を開催しています。
その時間は、普段取れるはずの店舗の売り上げが0円ですし、
数名の従業員が同席して説明会を行いますので、
実質は相当のコストがかかることになります。
しかし、そこに参加した求職者から、
高い確率で応募がありますので、
多くのコストをかけてもそれ以上にリターンがあります。
代表的な求人活動を上記にあげましたが、
ここからもわかるように、
これらの採用活動をするには、
必ずそれなりにお金と手間と時間が必要になります。
お金をかければ、
応募の数は今よりも絶対に増やすことができます。
そこで問題になるのが、
どれだけのお金をかけることができるか。
つまりは、
どれだけ採用に力を入れているかということにつながります。
そんなに金をかけるほど、採用に力を入れていないという会社の多くは、
採用が重要なテーマではないということ。
今のやり方で満足していて、
会社をこれ以上成長させていく意思がないということ。
つまりは、
将来のビジョンを描いていないというケースがほとんどです。
将来のビジョンがあるからこそ、
将来の組織をイメージし、
そのためには必ず人材が必要になる。
だからこそ採用には最優先でお金をかける必要がある。
とつながって行くのです。
そんなビジョンのある会社だからこそ、
将来性を感じることができるため、
応募する人材も増えてくるのです。
現状維持を続ける会社に入社しても、
自分の将来性や待遇にも期待ができません。
あなたならそういう会社に入って、
貴重な時間を捧げてもよいと思うでしょうか。
本気度が高い会社に、
優秀な人材が集まってくるのは、
自然な流れなのです。
おさらいすると、
1、働き手の立場に立っているか
2、採用にお金をかけているか
これらの改善に取り組みながら、
同時に会社のビジョンを明確にすることが、
採用活動を成功させる、大きな近道になるのです。
あなたの会社は、どこを目指していますか?