ビジネスをしていれば、必ず競争相手が現れます。
その競争に勝つために、誰もが「差別化」に取り組むことになります。
品質を磨いたり、売り方を工夫したり、特典を付けたりして、
目の前の売上を増やすために、
「差別化」に一生懸命になっている人がいます。
しかし、このやり方で「本当の差別化」が実現できるでしょうか。
ライバル会社もみんな同じように必死に取り組んでいます。
その中で品質を磨き、売り方を工夫して、
目先の売上が増えたとしても、
それは、差別化が本当に成功している状態とは言えません。
本当の差別化とは何か。
それは、強い会社になることです。
強い会社とは、
確実に客数と売上を増やし続けながら、しっかりと利益も出し続け、
キャッシュを増やしながら、成長を続けている会社のことです。
そして、強い会社になるために、最も重要なことは、
「経営者が経営を熟知する」ということです。
●売上を作るために、何を、いくらで、どこの場所で、どうやって売ればいいのか。
●資金はどうやって集めればいいのか。
●投資にはいくら使っていいのか。
●利益とはどんな種類の利益があるか。
●利益を増やすためにはどんな方法があるか。
●コストと利益の構造はどうなっているのか。
●本当のコスト削減とはどういうものか。
●そもそもなぜ利益を増やす必要があるのか。
利益を増やしたらそれを何に使うのか。
●税金を払ってまで金を残す理由は何か。
●従業員が辞めるのはなぜか。なぜ応募が来ないのか。
●今の商品が売れなくなったら、自分の会社はどうなってしまうのか。
●10年20年後に、生き残るために、
さらに成長をしていくために何をしておけばいいのか。
ほんの一例ですが、
経営にはこのようにたくさんの課題があります。
それらと向き合いながら、
この先何十年もライバル会社に勝っていかなければなりません。
経営に必要な知識も身につけないまま、
小手先のテクニックだけで表面的な差別化をして、
売上をちょっとだけ増やすようなことを続けていっても、
あなたが望むような、理想的な会社を作ることは難しいかもしれません。
これからみなさんは、
何十年とビジネスに向き合っていくことと思います。
今のうちに強い会社を作っておかなければ、
この先に待ち構える多くの障害や困難を、
乗り越えていくことはできません。
経営者が経営を知る。
当たり前すぎることですが、
決して簡単なことではありません。
そのため小規模企業のほとんどの経営者は、
経営を知ることができていないのが現状です。
だからこそ、今がチャンスです。
ライバル会社がこれに気づいていない今のうちに、
コツコツと本当の差別化を進めていきましょう!
このブログでは、
経営の差別化に役立つ情報を、
みなさんにたくさんお届けできればと思っています。